スーパーカブの原型「カブ号F型」1952年6月発売

スーパーカブの原型となるものが発売されたのは、1952年(昭和27年)です。

正式名称は、カブ号F型です。

この「カブ」という名称の意味は、英語の「Cub」の「野獣の子供」という意味があり、

自由奔放に走り回る姿をイメージしてつけられたそうです。

カブ号F型は、現在のバイクとは違い、

自転車に取り付けて使用するもので

ガブ号を取り付けた自転車は、バイクモーターと呼ばれていました。

注文をすると全国にある約400店のバイク店か

約13000店の自転車店にキットが届き、

販売店で組んでもらうか自分で組むか選択できました。

キットの中には、カブ号の取り付け方の説明書があり

取り付け方法が細かく挿絵で説明されています。

速度のコントロールや駆動の切り替えは、

ハンドルに取り付けスロットレバーとクラッチレバーで行います。

ガソリンタンクは、2リットルあります。

燃費は、リッター80キロで最高スピードが35km/hです。

小売価格は、25,000円でした。

自転車に取り付けるのかかる時間は、25分と記載されています。

エンジンのかけ方は、

自転車を走行させて惰性をつけた時点で

手動レバーをオンにしてエンジンを始動します。

デザインは、ガソリンタンクが白で

エンジン部分が赤という日の丸のようなデザインでした。

その時の広告のキャッチコピーは、

カブを付ければ上り坂も下り坂」。

1952年に3月に試作車が完成し、

5月から量産がはじまり6月に販売が開始されました。

カブ号F型のカタログに記載されていたことを

箇条書きで書いておきます。

★これだけ優秀なものは、結局安い

気筒容積・・・50cc

★取り付けは簡単で故障は少ない

内径衝程 40×40m/m

★目方が世界で一番軽い

6kg

★どんな自転車にも取り付けできる

★ヘッドライトは、エンジンから

自動式にとるから電池はいらない

★婦人や子供でも安心して乗れる

★外観が素晴らしくて洒落ている

それで力は、一馬力

★80キロを1リットルのガソリンで足りる程経済的

★各パーツはストックが十分にある

★標準スピード・・・20キロ毎時

最高スピード・・・35キロ毎時

★満14歳以上の方は、簡単に許可がもらえます。

★小売価格(ヘッドライト付き)25,000円

このカブ号F型は、大ヒットしました。

発売した2ヶ月後の8月に法規制が変更され

原動機付自転車は、4サイクルエンジンが90ccまで

2サイクルエンジンが60ccまでに拡大されました。

それに伴い、カブ号F2型、FM型が発売されました。

●カブ号F2型

排気量58.1cc

最高出力1.3馬力

●FM型

排気量60cc

最高出力1.8馬力

最高時速45km

燃費 110キロ/リットル